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2026/07/21 家族大好き!岡社長の奮闘記

「ぼーっとできる場所」が、家には必要です。

「ぼーっとできる場所」が、家には必要です。

「ぼーっとする時間なんてもったいない。」

いつから私たちは、そう思うようになったのでしょう。


何かをしていないと落ち着かない。

予定を埋め、効率を求め、時間を無駄なく使うことが良いことだと教えられてきました。


でも、人は機械ではありません。

心は、走り続けることはできないのです。


だから私は、家づくりを考えるとき、一つの問いを大切にしています。

「この家には、何もしない時間がありますか。」



窓から差し込む朝の光を眺める時間。

雨の音を聞きながら、温かいコーヒーを飲む時間。

ソファに座り、何も考えずに外を眺める時間。

子どもが遊ぶ声を聞きながら、静かに笑う時間。


その時間には、生産性はありません。

誰かに評価されることもありません。



けれど、その何気ない時間こそが、人の心を少しずつ満たしていくのだと思います。


家は、便利であることも大切です。

暖かいことも、丈夫であることも、美しいことも大切です。

しかし、それだけでは「帰りたくなる家」にはなりません。



人は、設備に癒やされるのではなく、そこで過ごす時間に癒やされるからです。


建築家が考えているのは、部屋の数ではありません。

「この窓から見える景色は、10年後も心地いいだろうか。」

「夕暮れの光は、この場所をどんな表情に変えるだろうか。」

「ここに座ったとき、この人はホッと息をつけるだろうか。」

そんな、図面には描ききれないことを考え続けています。


家づくりとは、建物を設計することではありません。

人生に流れる時間を設計することです。


忙しい毎日の中で、立ち止まる場所がある。

何もしないことを許してくれる場所がある。

そこには、不思議と家族の笑顔が集まり、何気ない会話が生まれます。



何年経っても、「この家にしてよかった」と感じる理由は、

性能の数字ではなく、その時間の積み重ねなのかもしれません。


だから私たちは、間取りを考える前に、暮らしを考えます。



その家で、どんな時間が流れてほしいのか。

その答えを見つけることが、家づくりの始まりだと信じています。

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